S&P500は投資信託やETFどっちが正解か?それぞれのメリットデメリット。
途中みるのがめんどい。我慢できない、結論見たい!という人は★一番気になる経費(手数料)比較★まで飛ばして下さい。
S&P500とは
アメリカの指数の一つスタンダード・アンド・プアーズ500種指数の略。
簡単に言うと、米国のNASDAQなどで上場している代表的な企業500社が選ばれそれぞれの株価を基に決まる指数。
アメリカの企業の中でも厳しい採用条件をクリアして選ばれ、定期的に銘柄入れ替えされています。
投資の神様のウォーレン・バフェットが「私の資産の9割をS&Pに」「一般投資家ならば個別株よりもS&P500指数に投資した方が賢明だ」と言わしめるほどの物です。
構成銘柄の上位にはアップル、マイクロソフト、アマゾン、メタ(旧フェイスブック)、Googleなどそうそうたるメンバーが揃ってます。
S&P500に連動する投資信託、ETFは何があるか?
・1547 上場インデックスファンド米国株式(S&P500)
・1557 SPDR® S&P500® ETF
・2558 MAXIS米国株式(S&P500)上場投信
・2633 NEXT FUNDS S&P 500 指数(為替ヘッジなし)連動型上場投信
・1655 iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF
・2521 上場インデックスファンド米国株式(S&P500)為替ヘッジあり
・2563 iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF(為替ヘッジあり)
・2634 NEXT FUNDS S&P 500 指数(為替ヘッジあり)連動型上場投信
・2630 MAXIS米国株式(S&P500)上場投信(為替ヘッジあり)
・2635 NEXT FUNDS S&P 500 ESG指数連動型上場投信
投資信託 他にもありますが信託報酬0.5%以上のものは選ぶ理由がないためはぶきます
・SBI・バンガード・S&P500
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
・iFree S&P500 インデックス
・つみたて米国株式(S&P500)
・Smart-i S&P500インデックス
こうやってみるとS&P500連動の商品は沢山ありますね。
国内ETFは為替ヘッジ有り無しで同じ会社で2種出している所もあり種類も多くなっています。基本的に違いは別の会社が管理しているという所。
投資信託、ETFのメリットは?
国内ETFのメリット
①どの証券会社でも購入することができるので簡単。
②日本の株取引時間に取引できる。
投資信託のメリット
①100円から買う事ができる。
②設定すれば自動で定期的に積立購入できる。
③分配金の再投資で税金が引かれずに済む
米国ETFのメリット
①信託報酬手数料が低い。
②分配金が高い
③なんだか海外の取引しててかっこいい。
ETF、投資信託のデメリット
ETFや投資信託のS&P連動商品すべてで二重課税(海外と日本で)されるようなのでそこに差は無い。海外の10%は一部または全部の税金が二重課税調整制度で戻ってきます。確定申告しなければいけない商品もあるため注意
戻る割合は所得や配当により変わるので個々人で調べて下さい。
国内ETFのデメリット
①海外ETFと比べると信託報酬高め。
②最小購入金額が投資信託と比べると高い。
③純資産総額が少額の物もあり、大きい資金の人は取引しづらい
投資信託のデメリット
①換金に時間がかかる。
②海外ETFと比べると信託報酬が高め。
海外ETFのデメリット
①為替手数料がかかる。➡安い所じゃないとかなりかかります。注意!結論にちらっと書いてます
②米国の取引時間なので取引が基本深夜。
★一番気になる経費(手数料)の比較★
純資産総額が低いもの(人気の無い物)は一部はぶきます!
銘柄(コード) | 分配金利回り-経費 | 純資産 | 信託報酬手数料(経費率)税込 | 分配金利回り | 為替手数料(住信SBIのドル円往復料金) | 売買手数料(最安値) |
1547 | +0.565% | 457億 | 0.165% | 0.73% | 0円 | |
1557 | +1.0455% | 51兆 | 0.0945% | 1.13% | 0円 | |
1655 | +0.5875% | 806億 | 0.0825% | 0.67% | 0円 | |
2521 | +0.635% | 565億 | 0.165% | 0.8% | 0円 | |
2558 | +0.573% | 332億 | 0.077% | 0.65% | 0円 | |
SBI・バンガード ・S&P500 |
-0.0938% | 6283億 | 0.0938% | 無し(繰り延べ再投資) | 0円 | 0円 |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) |
-0.0968% | 1.3兆 | 0.0968% | 無し(繰り延べ再投資) | 0円 | 0円 |
iFree S&P500 インデックス |
-0.2475% | 652億 | 0.2475% | 無し(繰り延べ再投資) | 0円 | 0円 |
【VOO】Vanguard S&P 500 |
+1.4% | 2446億 | 0.03% | 1.53% | 約0.1% | 0円 |
【IVV】iShares Core S&P 500 ETF |
+1.33% | 2782億 | 0.03% | 1.46% | 約0.1% | 実質0円 |
【SPY】SPDR S&P 500 |
+1.29% | 3464億 | 0.09% | 1.48% | 約0.1% | 0円 |
こんな感じになりました!
経費を分配金で相殺してみましたが、オススメのETF、投資信託は
という結果になりました。投資信託は分配金を繰り延べ再投資して節税している状況なので分配金利回り-経費は実質+0.9%程度と考えて良いと思います。
2022年8月4日追記:国内ETF:1557 SPDR® S&P500® ETF⇒売買少ない為△ 少額ならいいですが、額が大きくなるなら1655 iシェアーズ S&P 500 米国株 ETFの方が流動性高いので良いです。
結論
やはり分配金を考えると海外ETFが強いですね。
ただし、それぞれにメリット・デメリットがあるので好みに合わせて頂ければ良いと思います。
国内ETF買うなら投信のSBI・V・S&P500かeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)でいいんじゃないかなー。
為替手数料、売買手数料など一番最安値の所で計算しているので簡単にひっくりかえってしまいます。
為替手数料なら今は SBI住信銀行でドル購入⇒SBI証券に移す⇒海外ETF購入 が良さそうです。
恐らくこれでかかる費用は全部クリアしてるはずです!
どこかおかしい部分あったら教えてください。
ではでは、良い資産運用をしていけるよう願ってます。これからも頑張っていきましょー!